# VPN をやめるなら何に置き換える？比べ方と移り方

> VPN の置き換え先は、人と端末を確かめてから必要な場所にだけ入れる入口です

公開日: 2026-10-09

VPN 機器の入れ替え時期が近づいたとき、または社外から社内の業務システムを使いたくなったとき、同じような機器を入れる以外の方法を考えたことはありますか。**VPN の置き換え先は、「人と端末を確かめてから、必要な場所にだけ入れる入口」です。ただし、許可した物しか通さない仕組みなので、入れる前に社内の業務ソフトで試し、調整してから移します。**

## 何が起きているのか

VPN は、外から社内のネットワークに入るための扉です。社内と社外を境目で分け、内側に入った物を信頼する考え方（境界型）の上にあります。どこまで入れるかは社内側の設定しだいで、絞っていなければ社内のネットワーク全体に届きます。

メールや資料の置き場を Microsoft 365 などのクラウドに移した会社では、**社内に入ってから使う物が減ったのに、VPN の扉だけが残っている**、という状態になっていることがあります。

その扉の機器は、入れた後も更新と点検を続けないと、外から入れる裏口になります（[入れたままの VPN 機器の記事](https://guide.eco-solu.co.jp/column/vpn-left-unattended/)）。

## VPN と新しい入口は、何が違うのか

たとえるなら、VPN は**建物の通用口の合鍵**です。合鍵があれば、建物の中のどの部屋にも行けます。新しい入口は、**部屋ごとの受付**です。部屋に入るたびに、誰か・どの端末かを確かめ、用のある部屋にだけ通します。

### 入口を社内に開けない

VPN は、社内の機器が外からの接続を受け付けます。新しい入口は、社内に置いた小さなソフトが、提供する会社のサービス（Cloudflare など）へ内側からつなぎに行きます。そのため、外から入ってくる接続を社内の側で受け付けずに済みます。

### 確かめる物が「合鍵」から「人と端末」になる

新しい入口は、ログインする人と、使っている端末（会社が管理している物か）を確かめてから通します。

### 入れる範囲が「社内全体」から「必要な物だけ」になる

新しい入口は、その人の仕事に要る物にだけ通します。デジタル庁の方針でも、内側が破られることも想定したうえで、必要最小の権限で通す考え方として示されています。

## これから社外から使えるようにするなら：3つの方法の比べ方

社外から社内の業務システムを使う方法は、大きく3つあります。

| | ルーターの VPN | クラウド型の入口 | 機器の入れ替え |
|---|---|---|---|
| 入口 | ルーターが外からの接続を受け付ける | 社内に開けない | 新しい機器が受け付ける |
| 範囲 | 社内側の設定しだい | 登録した機械だけ | 社内側の設定しだい |
| 方式 | 機種やソフトの版によっては、新しい方式（IKEv2）に対応していません | 提供する会社が用意する | 新しい方式に対応した機器を選べる |
| 場面 | 機器のサポートが続き、更新と点検ができている | 今の機器のまま、届く先を絞って始めたい | 機器が古く、故障に備えた更新が要る |

機器の入れ替えは、社外からの接続のためというより、古くなった機器の更新として考えるものです。新しい入口は社内のルーターの機種に左右されないので、入れ替えの前でも後でも使えます。

## 入れる前に知っておきたいこと：つながらない物は調整が要る

新しい入口は、許可した物しか通しません。守りが固い理由はここにありますが、社内の環境や業務ソフトによっては、そのままでは動かない物があります。

- **名前で開く共有フォルダ**：「\\サーバー名」のように名前で開く方法は、そのままでは届かないことがあります。Windows で名前を探す仕組み（NetBIOS）は、Cloudflare のアプリでは既定で止まっています。届く先を、名前や IP アドレスで登録する設定が要ります。
- **業務ソフト**：回線越しでも社内と同じように動くかは、実際の操作で試して確かめます。遅い場合は、社内のパソコンを遠隔で操作する形に切り替える方法もあります。
- **新しく使い始める物**：新しいシステムや機器を使い始めるときも、届く先を足す設定が要ります。

<mark>**いきなり全員に広げず、業務ソフトを1つずつ試して調整しながら進める**</mark>のが、止めずに移すための前提です。

## 移すときの順番

一度に入れ替えると、社員が仕事に入れない時間が出ます。次の順番なら、今の VPN を動かしたまま移せます。

1. **クラウドのサービスに、2つ目の確認を入れる**（メールや資料の置き場など）
2. **社員が使う端末を、会社が把握して管理する**
3. **業務ソフトごとに新しい入口で試し、調整してから移す**（使う人が少ない物から）
4. **VPN を使う人がいなくなったら、VPN を止める**

## いまのうちに確認しておきたいこと

まずは、次のことが社内で分かるかどうかを確かめてみてください。

<div class="checklist" markdown="1">

- VPN でつないだ後、**何を使っているか**（社内のファイルの置き場・業務ソフトと、そのサーバー）
- その業務が、**すでにクラウドに移っていないか**
- メールやクラウドのサービスに、**2つ目の確認**が入っているか
- 社員が仕事に使う**端末を、会社が把握している**か
- VPN 機器の**メーカーのサポートが、いつまで続くか**

</div>

1つでも分からなければ、置き換えるかどうかを決める材料が、まだそろっていません。

## ここから先は専門家に

新しい入口に移せるかどうかは、社内の業務ソフトがどうつながっているかで変わります。移している間は、古い入口と新しい入口を並べて動かす期間が要り、手順を誤ると、社員が仕事に入れなくなります。<mark>**業務を止めずに、試して調整しながら進める段取り**</mark>が要るところです。入れた後も、新しいシステムを使い始めるたびに届く先を足す、見続ける運用が要ります。

当社自身も、社内向けの確認用ページの入口に、人を確かめてから入れる仕組み（Cloudflare Access）を使っています。

## 今のままでよい場合もあります

VPN でしか使えない業務システムがあり、機器のサポートが続いていて、更新と点検ができているなら、VPN を使い続けるのが合っています。ご相談いただいた場合も、置き換えを前提にはしません。

## 参考にした公開情報

- [ゼロトラストアーキテクチャ適用方針（DS-210・2022年6月30日）](https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e2a06143-ed29-4f1d-9c31-0f06fca67afc/5efa5c3b/20220630_resources_standard_guidelines_guidelines_04.pdf)（デジタル庁。境界型セキュリティの前提と、ゼロトラスト（境界の内部が侵害されることも想定し、必要最小の権限でアクセスを制御する）の定義）
- [Cloudflare Tunnel](https://developers.cloudflare.com/cloudflare-one/networks/connectors/cloudflare-tunnel/)（社内に置くソフト（cloudflared）が Cloudflare へ外向きの接続だけを作り、内向きの通信はすべて遮断できる）
- [Posture checks](https://developers.cloudflare.com/cloudflare-one/reusable-components/posture-checks/)（端末の確認を設定すると、管理された健全な端末からしか接続できない）
- [Connect a private hostname](https://developers.cloudflare.com/cloudflare-one/networks/connectors/cloudflare-tunnel/private-net/cloudflared/connect-private-hostname)（社内の機械に届かせるには、名前（Private hostname）か IP アドレスの範囲を経路として登録する）
- [WARP client for Windows（version 2026.1.150.0・2026年2月24日）](https://developers.cloudflare.com/changelog/product/cloudflare-one-client/2/)（Windows 版のアプリでは NetBIOS over TCP/IP が既定で無効（端末の設定で有効にできる））
- [IKEv2 リモートアクセス](https://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ipsec/ikev2_ras/)（ヤマハ。IKEv2 のリモートアクセスに対応する機種とファームウェアの版の一覧（機種・版ごとに対応が分かれる））
- 当社の確認用ページの入口（Cloudflare Access）（当社の確認用ページは、人を確かめてから入れる入口（Cloudflare Access）の内側に置いている（2026-10-03 から運用・README「PR ごとのスマホ確認用ページ」））

記載の内容は 2026-10-09 時点で確認できた情報にもとづきます。

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出典: https://guide.eco-solu.co.jp/column/replace-vpn/（最終更新 2026-10-09）
